こんにちは、うだたつやです。
という方に向けて、ランサーズの提案文の書き方を解説します。
提案文はランサーズで仕事を獲得する上で、もっとも大事な要素です。
でも、ランサーズの提案文ってどうやって書いたら良いのかわかりませんよね…。 他人の提案文は見れないし、自分の提案のどこがダメだったのか指摘してもらうこともほとんどありません。
そこで、 これまでランサーズ経由で、数百人以上のランサーの提案文を見てきた僕が、魅力的な提案文の書き方を解説します。
ランサーズでは、提案文が重要な理由
ランサーズでは提案文が重要です。
提案文が重要な理由は以下の通りです。
- 提案文がダメな人は、仕事もダメだから
- 提案文でしか、能力を判断できないから
提案文がダメな人は、仕事もダメだから
僕の経験から言うと、 提案文がダメな人は、不思議と仕事もダメなことが多いです。
提案文がパッとしなかったり、わかりづらいメッセージを送る方は、仕事も雑なことが多く、やりとりに時間がかかったり、トラブルが多いと感じます。
以前、提案文の日本語がおかしい方や、誤字脱字が多いライターさんに、少々不安を感じながらも記事を書いてもらったら、やはりヘンテコな日本語で誤字脱字の多い記事が納品されました。
ほとんどの発注者は、たいていこの傾向を理解しているので、提案文がダメな方は不採用になりやすいです。
逆に、提案文がしっかりしていれば、仕事もしっかりこなしてもらえる印象を与えられます。 提案文に力を入れていない方は損していますので、改善しましょう。
提案文でしか、能力を判断できないから
ランサーズでは、提案文が悪いと、どれだけ能力が高くても仕事が受けられません。
当たり前のことですが、ランサーズでは、相手が信頼できる人間なのかどうか分かりません。その人が持つ能力やスキル、人柄や実績などは、提案文やプロフィールからしか読み取れません。
逆に言うと、実績がやや足りない人でも、しっかりと提案文を作り込むことで、自分の実力以上に能力の高さをアピールできます。
以上が、ランサーズの提案文が重要な理由です。
提案文を書く前に、最低限やっておくべきこと
具体的なランサーズでの提案文の書き方を紹介する前に、 以下の2つは確実にやっておきましょう。
レギュラーランク以上を獲得する
ランサーズには、レギュラー、ブロンズ、シルバー、認定ランサーの4つランクがあります。会員登録したばかりのユーザーには、ランクがありません。
これはあまり知られていないのですが、ランクを持っていない方は、仕事を得るのが非常に難しいです。なぜなら、ランクを持っていない提案は、発注者の画面で表示されないからです。
正確に言うと、 発注者の画面で「ランクが付与されている提案者のみを表示」のチェックボックスを外すと、ランクを持ってない方の提案も見ることができます。
しかし、たいていの発注者は、このチェックボックスに気づいていないため、ランクを持ってない方の提案文は、ほとんど見られません。
では、ランクを獲得するためにはどうすれば良いのでしょうか。
一番簡単なレギュラーランクを得るための条件は以下の通りです。
- 表示名の登録
- プロフィール画像の登録
- 自己紹介(300文字以上)の登録
- スキル、ビジネス経験の登録
- 本人確認
- 機密保持確認
- 電話確認
- 最新ログインが1ヶ月以内
これらの条件を満たすと、レギュラーランクを獲得できます。
せっかく良い提案文を書いたとしても、読んでもらわなければ意味がないので、 提案文を送る前に、以上の条件は必ず満たすようにしましょう。
魅力的なプロフィールを書く
もう一つ重要な事は、 魅力的なプロフィールを書くこと です。
プロフィールは、提案文と比べると見られる事は少ないですが、プロフィールが短すぎたり、 公開されているプロフィールの内容が薄い場合は、提案が断られることもあります。
なお、提案文とプロフィールの書き方は似ています。提案文は、プロフィールを基にしても良いでしょう。
プロフィールの書き方は、 【実績0でもOK】仕事が取れるWebライターのプロフィールの書き方 を参考にしてください。
驚くほど通るランサーズの提案文の書き方
それでは、本題のランサーズの提案文の書き方を解説します。ランサーズの提案文を書くときは以下の3つを意識してください。
- 発注者側のニーズを理解する
- 募集文の質問に答える
- 魅力的なオファーをする
1.発注者側のニーズを理解して提案文を書く
提案文を書くときに一番大切なのは、発注者のニーズを理解することです。
発注者は、なぜ仕事を募集しているのでしょうか?どんな事業をやっていて、どんな課題や悩みを抱えていて、どんな人物を求めているのかを考えましょう。
よくある、発注者側のニーズを理解していない提案文の特徴は以下の通りです。
- 提案文が短すぎる
- 仕事を下さいとお願いをするような文章
- 初心者ですと書いてしまっている
- 精神論が多い(がんばります。精一杯、努力します。など)
- 募集内容と関係のない自己紹介や実績の説明
(1)提案文は長くする
提案文はできる限り、長くしましょう。
提案文が短すぎると、やる気がないのかと思われてしまいます。 また、発注者側が求めているのは、提案文に読み切れないほど、たくさんの実績や経験が詰め込まれている経験豊富な方です。
長ければ長いほど良いと言うわけではありませんが、 短いよりは長い方がマシです。
(2)初心者ですと書かない
「仕事をください」とお願いするのではなく、あなたに仕事を任せたくなるような提案文を書きましょう。
「初心者ですが、精一杯がんばりますので、ご発注いただけますと幸いです。」と仕事をくださいとアピールする方に、仕事を任せたい企業はいません。
初心者歓迎の案件以外では、「初心者です」とは書かない方が良いです。 本当に初心者で知識も経験もなく、自信が無いのであれば、まずは勉強したり、実績を積むことを優先しましょう。その方が近道です。
(3)仕事内容に関係のない経験や実績は省く
また、募集内容と関係のない、自己紹介や実績をダラダラと説明するのはやめましょう。
実績を書く理由は、あなたがその仕事をうまくやれる根拠を発注者に伝えるためです。
例えば、家電系の記事制作の募集に対して、自分の過去のコンビニでのアルバイト経験や、警備員をやっていた経験など、あまり関係の薄い実績を書くのはやめましょう。
先ほど、提案文は長く書くべきだと説明しましたが、 関係のある実績や経験をたくさん書くことが大切です。 例えば、Webライティングの募集に対しては、過去の執筆経験や、文章に関する経験スキル、記事のテーマに関する経験や実績に絞って書きましょう。
2.提案文で、募集文の質問に答える
募集文に書かれた質問は、企業が重視している項目です。
例えば、その仕事の経験年数、ツールの使用経験、月に作業を行える時間、やりとりが可能な時間帯など、を聞かれることが多いです。
そのような質問にはストレートに回答するようにしましょう。
あまり良い返答ができない場合であっても、必ず質問には答えておいた方が良いです。 なぜなら、質問にしっかり答えてくれる人の方が、正確に作業を進められると思ってもらいやすいからです。
反対に、 募集文の質問にはっきり答えない人は、資料を送ってもしっかり読んでもらえず、ミスをするのではないかと思われてしまいます。
3.魅力的なオファーをする
「絶対にこの人にお願いしたい」と思ってもらうためには、さらに魅力的なオファーをする必要があります。
具体的には以下の2つを意識してください。
- 依頼するべき理由を強調する
- 断る理由を無くす
(1)依頼するべき理由を強調する
発注者があなたに仕事を依頼するべき理由を明確にしましょう。 あなたを採用することで企業にとってどんなメリットがあるのかを、自問自答してみて下さい。
例えば、発注者が転職サイトを運営していて、転職関連の記事を書けるライターを募集しているとしましょう。
転職サイトのビジネスは、ページを訪れた読者がそのサイト経由で転職を決めたら、転職先の企業から手数料をもらえるというモデルが多いです。
つまり、この発注者は、読者を転職に導く記事を書けるライターを求めているはずです。 そこで、発注者があなたを依頼するべき理由をこのように強調して書いてみましょう。
- 過去に3度の転職を経験(大手複合機メーカー→IT系ベンチャー企業→大手IT企業)しており、 自分の経験から具体的でオリジナリティのある文章が書けます。
- 友人の転職の相談に乗っていた経験があり、 読者に転職したいと思わせることが得意です。
- 過去に100記事以上の執筆経験があり、 検索の上位に表示させ、たくさんのアクセスを稼ぐ記事を執筆できます。
以上のように考えることで、魅力的な提案が書けます。
なお、以上は、過去に何度か転職を経験をしており、友人の転職の相談に乗った経験があることを前提としています。 仕事を選ぶときは、あなたの過去の実績や経験などが強みになる分野を選ぶと良いでしょう。
(2)断る理由を無くす
提案を断る理由を消してしまうことも、 魅力的な提案文を書く方法の1つです。
発注者側があなたの提案を断る主な理由は以下の通りです。
- 他にもっと良い候補者がいたから
- 報酬が高すぎるから
- 仕事をしっかりやってもらえるか不安だから
つまり、発注者は、あなたの提案を受けると損してしまう可能性があるから、提案を断るのです。
逆に言うと、発注者が損をしないような提案をすれば、断る理由がなくなります。
▼発注者が損をしない提案の例は以下の通り
- 成果を保証する
- 成果が出ない場合は返金する
- 単価をとにかく下げる
成果を保証する
1つは、成果を保証することです。
例えば、 プログラミングの開発であれば、提案文にこんな一文を加えるとどうでしょうか。
「発注者様の思い通りのサイトができるまで、無期限で修正依頼に応じます。」
発注者は、修正依頼で追加料金を請求されることを怖がり、なかなか依頼に踏み切れません。その不安を取り除くために、以上のような文を加えておくと、依頼を受けられる確率が高まります。
成果が出ない場合は返金する
もし、自分の能力に自信があるのであれば、成果が出ない場合は返金をすると約束してみるのも良いです。 例えば、SEO(検索の上位に表示させる技術)に自信があるなら、ライティング案件の応募に対して、こんな一文を加えるとどうでしょうか。
「もし、執筆した記事が20位以内に表示されなければ、ライティング報酬は返金します。」
このようなオファーは、多少リスクがあるものの、受注の確率をかなり高めます。
これだけ自信のあるライターには、企業も仕事を発注してみたいと思いますし、 記事が上位に表示されなければお金を払わなければ良いのですから、企業にとっては提案を断る理由がありません。
単価をとにかく下げる
単価をとにかく下げることも、企業の断る理由を無くす一つの方法です。 疲弊するのであまりオススメはできませんが、スキルや実績のない初心者は、この方法を使うのもアリです。
なかなか依頼が通らない初心者の方は、最初は相場よりも非常に安い単価(10円とか100円とか)で提案文を送ってみましょう。
どんなにスキルのない方でも、「100円なら依頼してみようかな」と発注者に思ってもらえます。
「いやいや、100円で働くぐらいならコンビニでアルバイトしたほうがマシだよ」と思われるかもしれません。 しかし、初心者はまずは実績を作ることが大切です。
実績が積み上がってきたら、単価を上げても提案が通りやすくなります。 初心者のうちは、お金ではなく実績を稼ぐんだという意識も大切ですよ。
発注者側を経験することで、良い提案文ができるようになる
ランサーズでは誰でも仕事を募集できます。発注者側を経験してみると、勉強になりますよ。
他人が書いた提案文を読むことで、どんな提案文なら仕事を発注したくなるか、が分かります。
「でも、人に依頼したい仕事なんてないなぁ」という方も多いはず。
例えば、あなたのブログやホームページのイラストやロゴの制作を募集しみてはどうですか?ランサーズではイラストやロゴの制作などを依頼することもできます。
ロゴの制作を依頼するついでに、デザイナーの提案文を読んで学んで見ましょう。
ランサーズで実績のあるデザイナーの方は、デザイン力が優れているだけでなく、提案力にも優れています。プロのランサーから提案力を学ぶのも、非常に勉強になりますよ。
期待以上の仕事をすれば、提案文はいらない
ここまで読んだ方は、「 提案文を送るに考えることがたくさんあって大変だな 」と思った方もいるかもしれません。確かに提案文を送るのは大変です。
しかし、良いクライアントから仕事を受注して、そのクライアントの期待以上の仕事をしていれば、提案文を書く必要なくなります。
なぜなら、クライアントを満足させ続けていれば、次から次に依頼が増え、新しい発注者を探す必要がなくなるからです。
また、普段から期待以上の仕事をこなしていれば、実力が身に付きます。ランサーズ上の評価も溜まっていることでしょう。実力や実績が身に付いたら、こちらから提案文を書かずとも、ランサーズであなたのプロフィールを見た方からお仕事の依頼が届くようになりますよ。
受注したら、クライアントの期待以上の仕事をすることを忘れないでくださいね。
まとめ:ランサーズの提案文の書き方
今回は、仕事が依頼されやすくなる提案文の書き方を紹介しました。
魅力的な提案文を書けば、他の応募者よりも実力が劣っていても、あなたを選んでもらいやすくなります。
ぜひ以下の点に気をつけて、提案文を書いて下さい。
-
発注者側のニーズを理解して提案文を書く
- 提案文は長くする
- 初心者ですと書かない
- 仕事内容に関係のない経験や実績は省く
- 提案文で、募集文の質問に答える
-
魅力的なオファーをする
- 依頼するべき理由を強調する
- 断る理由を無くす
今すぐ ランサーズ を開いて、魅力的な提案文を書いてみましょう!