こんにちは、うだたつやです。
文章がうまく書けないと辛いですよね。パソコンに向かっているのに、一向に文字が書けず。ありきたりな文を書いては消して、時間だけが過ぎ去ってしまう。
僕も文章がうまく書けないことで、よく悩んでいました。
でも、安心してください。今から紹介する方法を実践すれば、スラスラと文章が書けるようになります。
結論から言うと、 文章が書けない人には準備が足りていません。 文章を書けと言われたら、みんな1行目から文を書き始めてしまいます。
文章を書く前に、 数分だけでも時間を取って準備をしてください。そうすると、文章はすらすらと書けるようになるのです。
今回は、「文章が書けない…」と悩む方に向けて、僕の実体験も交えて、 あなたが文章を書けない本当の理由と、その解決方法を解説します。
あなたが文章を書けない本当の原因
どんな人にも文章を書く機会があります。
大学生は、研究や論文のレポート、または卒論でたくさんの文章を書きますよね。社会人になっても、ビジネスでメールの文章を考えたり、ワードで社内用の文章を書いたりします。
そして、 多くの人が、「文章が書けない…」という問題に直面します。
あなたが文章を書けない理由はなぜでしょうか?
▼文章が書けない原因は以下の通り。
- 書きたいこと(書くべきこと)が分からないから
- 正しい文章の書き方を知らないから
文章を書けない人がやるべき3つの準備
あなたが文章を書けない理由は、「 書くことが分からないから 」じゃないですか?
当然ですが、もし大枠のテーマが決まっていたとしても、 そのテーマについて書きたいことや、書くべきことが分からなければ、筆は止まってしまいます。
そんな状態で、無理矢理に文章を書こうとすれば、道に迷いますよね。気がついたら、文章が変な方向に向かい、支離滅裂な文章へ。
まずは、
これから文章を書く自分のために「地図」を書いてあげましょう。
そして、自分が到達したい地点に目印をつけるのです。
文章を書く前に、自分のために地図を書く
アインシュタインはこう言いました。「 私は地球を救うために1時間の時間を与えられたとしたら、59分を問題の定義に使い、1分を解決策の策定に使うだろう。 」
天才発明家である彼も、 自分が進むべき方向性を考えることに、制限時間の大半を使う 、と言っています。言い換えれば、正しい地図が書ければ、解決策は自ずと浮かんでくるということです。
文章も同じです。これからどんな文章を書くのか。執筆前の準備に時間をかけてください。
▼文章を書き始める前に、考えるべき3つのポイント
- 誰に向けて書くのか?
- 読み手が抱える問題は何か?
- どんな流れで書くのか?
準備①「誰に向けて書くのか」を考える
まずは、 誰のために文章を書くのかを考えましょう。
- この文章を読むのは誰ですか?
- この文章の情報は誰にとって価値がありますか?
誰に向けて書くかが明確になれば、 どのような点を強調して文章を書けば良いのかが決まります。
例えば、「エクセルの使い方」を解説する文章を書くとします。PCが苦手なおばあちゃんに解説するのと、会社の上司に向けて解説するのでは、内容も文体も全く違ってきますよね。
まずは、誰のための文章なのかを書き出しましょう。
準備②「読み手が抱える問題は何か?」を考える
文章を届ける相手が決まったら、 その相手が「どんな問題」を抱えているのか を考えましょう。読み手の問題点を明確にすると、 説得力のある文章がスラスラ書けるようになります。
反対に、読み手の抱える問題点を意識せずに、自分の書きたいことをダラダラと書いても、相手の頭に入ってきません。
例:上司が抱える疑問や問題は?
例えば、会社から「サービスAとサービスBを比較して、まとめておいて」と頼まれたとします。読み手は、会社の上司です。
リサーチ が終わったら、まず考えるべきなのは 上司がどんな問題や疑問を抱えているのか です。
上司は、なぜサービスAとサービスBを比較したいのでしょうか?それは、どちらかのサービスを会社に導入して、 企業の業績を向上させたいからですよね。
つまり、読み手が抱える問題は以下の通り。
- 企業の業績を向上させたい
- サービスAもしくは、サービスBを導入することで業績UPに繋がるか?
- 当社には、サービスAとサービスBのどちらが適切なのか?
このように問題点を明確にさせることで、 読み手の気持ちを想像して、文章の内容を自然に考えられるようになります。
準備③「どんな流れで書くのか」を考える
読み手が抱える問題点を明確にしたら、 その問題をどのように解決してくのか道筋を立てましょう。具体的には、その文章の目次を作ると良いです。
まずは、その 文章全体で伝えたいこと(= メッセージ)を書き出してください。
メッセージを書き出せば、 それに続いて理由や根拠、具体例など、そのメッセージを補完するのに必要な情報が思い浮かんできます。
それらをまとめて、 目次を作成してみましょう。
例えば、先ほどの例を考えてみます。メッセージは「 当社は、サービスAを採用するべき 」という感じ。
もしそのメッセージを上司に聞かせたら、「なぜ、サービスAを使うべきなの?」「サービスBのダメなところはどこ?」「両者をどのように比較したの?」という疑問が生まれることが想像できますよね。
このような読み手の疑問に答えていくように、目次を考えてみましょう。
▼目次の例
- 結論(当社はサービスAを採用するべき)
- 背景(当社に必要な機能など)
- 理由(Aサービスのメリットは〇〇。Bサービスでは、〇〇が足りない)
- 比較(AサービスとBサービスを比較した表を用意)
- まとめ(以上のため、やはり当社はサービスAを採用すべき)
補足:マインドマップも有効
さらに詳細な地図を作りたい時には、 マインドマップ もおすすめです。
マインドマップを使えば、情報を視覚的に整理できます。ツリーで論理構造を作れるため、ロジカルで伝わりやすい文を組み立てるのに役立ちます。
▼文章を書けない人がやるべき準備まとめ
文章が書けない人は、書き始める前に以下の準備を行ってみてください。
- その記事の「 読み手 」は誰なのか?
- 読み手はどんな「 問題 」を抱えているのか?
- 文章の流れは?(「 目次 」を書く)
以上を実践すれば、「書くことが分からない」状態から卒業できます。
文章を書けない人は「正しい書き方」を学ぶべし
「 これから自分は何を書くべきか」が記された地図を手に入れても、先に進めなくなることがあります。 それは、正しい道の進み方が分からないからです。
何を書くべきかわかってはいるのに、文章を書くのに時間がかかってしまう人は、 文章の型を学びましょう。情報をその型に当てはめるだけで、すらすらと文章を書き上げられます。
その型は、以下の通り。
- 主張
- 理由
- 具体例
- 結論
1.主張→2.理由→3.具体例の型に沿って書く
これはPREP法とも呼ばれる、有名な文章の書き方のフレームワークです。
- 主張(Point)
- 理由(Reason)
- 具体例(Example)
- 結論(Point)
の順に文章を書くことで、論理的でわかりやすく文章を書けます。
例:当社が導入するべきサービス
例えば、「サービスAを導入するべき」と伝えたい時は、このような流れで文を書きます。
-
【主張】
私は、サービスAを導入するべきだと考えています。 -
【理由】
なぜなら、サービスAを使用することで、人件費の大幅な削減が可能だからです。 -
【具体例】
サービスAには、当社が必要とする〇〇という機能を備えています。これにより、人件費を最大で30%削減できます。
また、サービスBも検討しましたが、こちらでは10%しか人件費の削減ができません。
どちらのサービスも月額使用料は、30,000円と大差がありません。 -
【結論】
以上の理由から、当社はサービスBではなく、サービスAを導入すべきです。
PREP法を学べば、勝手に文章が出来上がる
主張、理由、具体例、結論の順番を覚えてしまえば、 インプットした情報をこの通りに書き出すことで、文章が自動的に完成します。
RPEP法をマスターすれば、すらすら文章が書けるようになりますよ。
それでも、文章が書けない時は書くのをやめる
それでも文章が書けない時は、一旦書くのをやめてみましょう。
- 休憩する
- 本を読んで文章を勉強する
- 書かずに話してみる
ちょっと休憩しましょう
文章を書くことは、想像以上に頭を使います。
ストレスが溜まっていると、なかなか良い文章は書けません。 散歩したり、昼寝したりして、ちょっと休憩しませんか?
本を読んで文章を学ぼう
文章が書けない時は、一度立ち止まって、 本を読んで文章の書き方を勉強してみるのもおすすめです。
僕も本を読んで文章の書き方を学びました。
▼おすすめの本は以下の通り
書くのではなく、話すのもおすすめ
文章が書けない時は、 音声入力を使ってみるのもおすすめです。
なかなか文章が書けなかったとしても、 友人や同僚に話して説明することならできませんか? 誰かに話をするように、音声入力で文章を書けば、よりわかりやすくて簡単な言葉で説明できるかもしれません。
まとめ:すらすら文章を書けると楽しい
今回は、「なかなか文章が書けない…。」と悩む方に向けて、 文章をスラスラ書けるようになるテクニックを解説しました。
文章を書けない理由は、ほとんどの場合、 準備が足りていないからです。 具体的には、記事を書く前に以下の3つを書き出しましょう。
- 準備1:その文章の「 読み手 」を書き出す
- 準備2:読み手の「 問題 」を書き出す
- 準備3:文章の「 目次 」を書き出す
また、文章の型を知っていれば、 スラスラと文章が書けるようになります。PREP法 (主張、理由、具体例、結論)を使って記事を書きましょう。
これらのポイントを意識すれば、良い文章をササッと書き上げることができます。すらすら文章を書けると、書くことが好きになりますよ。
ぜひ参考にしてください。
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